建物見学(中銀カプセルタワービル)
中銀カプセルタワービル(1972)
完成当時はどのくらい話題になったのでしょうか?
(ちなみに僕が生まれるまえからの建物です。(竣工は1972年)
メタボリズムの代表的な建築として有名なこの建物は、各住戸を1つのカプセルに詰め込んでコアとなる部分にくっつけるつくりになっています。また、このカプセルは1つ1つの交換が可能で新しいカプセルを付け替えることができるとのこと(実際には交換は1度もなかったそうです。)
メタボリズムは日本における建築デザイン運動の走りとも言える日本発信のデザイン運動です。それを形にしたこの建物の意味は大きいものがあるかもしれません。ですが35年で建物の老朽化で解体、しかも1度もカプセルの交換も無しというのは今にして思うともったいなぁと思います。ある意味、新陳代謝かな??でも、維持管理の仕方などって先に考えていなかったのでしょうか。やっぱり10年先のことを見通せないとなぁ。まさか実験??
内部も拝見させてもらいました。
カプセル内は、フロ・トイレ一体スペースとベット、カプセル片側の壁面に収納ユニット(TV、電話、水栓、机、収納など)があるだけの内部です。実際にその収納をあけさせてもらいましたが限られたスペースにしっかりと組み込んでいて、詰め込みすぎ??とも思いましたがこのコンパクトさは僕らの設計にも役立つものだなぁと思いました。勉強になります。
- 写真左 : 下から見上げるとこんなかんじ。
- 写真右 : ユニットの机収納を開けたところ。竣工当時のままです!
ふと帰りに思ったこと。
解体ってどうやるんだろう??
ただ壊してくだけ?できれば1つ1つカプセルを外してきれいに積み重ねたりしてそのあとコアを解体していく・・・なんてやってもらえたりすると面白いなぁなんて思いながら事務所に戻りました。
メタボリズムというコンセプトから生まれた中銀カプセルタワービル。このカプセルの試みがカプセルホテルになったり、最小限のスペースの追求にもかかわっているとするとすごい試みだったなぁと改めて感じます。でももっともっと使っていってほしかったな。
なお、解体後の新築の設計は黒川さんに頼むとか頼まないとか・・・。
・・・。
ところで、今の黒川さんってもうカプセルカプセルしないんですかね。円錐ばっかり使われもねぇ。
まぁカプセルばっかりになっても困り物ですが・・・。
最後に今回の見学を企画してくださった加藤建築事務所の加藤さんありがとうございました!
小宮徳教@建築工房匠屋
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